2015年10月5日
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今日は夜間作業明けのお休みでした。泥はねで汚れたパナモリの掃除をしていて、20年以上の保有歴で初めて気がついたことがありました。ダウンチューブのPanasonicのロゴの下に小さく、「Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.]の添え字があったのです。あの頃はまだ自転車事業も松下電器産業の一部門でしたが、その後子会社化され、親会社の社名のパナソニック化の結果、松下の名前もなくなりました。タイヤに至っては子会社化された後ファンドに保有されることになり、パナソニックグループからスピンオフされて、社名にかろうじて「パナ」の2文字が残るだけとなってしまいました。
松下がオランダの自転車チームのスポンサーとなり、自転車も供給してツールドフランスを戦った頃が、日本の総合電機メーカーのピークだったのでしょう。日本製の自転車はもう少し前の80年代後半がピークで、米バイシクリング誌でイタリアンVSジャパニーズというような特集が組まれ、KogaMiyataや3Renshoが持て囃されていたと記憶しています。
その後の円高とその定着を経て、日本の製造業が大きく変化したのはご存知のとおり。自転車も輸入品へのマーケットシフトが進み、もはや日本製の自転車なんていうのはごく一握りのマニア向けのみとなってしまいました。パナソニック・BS・ミヤタの3社は高級スポーツ車の日本国内生産を続けてはいますが、これもいつまで続くことやら。昔のような活発な設備投資は望み薄で、設備が終わったら生産も終了となってしまうような気がします。POSやネオコットがなくなってしまうのも時間の問題かもしれません。というわけでパナモリは大事に使い続けたいと思いますし、ネオコットも自分のサイズのものを入手しておきたいところです。
 
とは言え、目先は物欲よりも食欲を満たすことが先決です。パナモリはきれいになった後、家庭菜園からの白ネギ配達自転車と化しました。これからは鍋物の季節、家庭菜園のネギ・白菜・春菊・青梗菜が楽しみです。!えっ、話が違った?
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