2017年9月9日
イメージ 1

絹自転車製作所さんに出していた大阪トモダサイクルのオリジナルロードレーサー・サンセット号の再塗装が上がり、本日引き取ってきた。モルテニ・オレンジに軽くパールをかけてほしいという依頼通りの仕上がりにまず感激。そして下地補正の苦労話を伺ってまた感激。荒井さんレベルになると、フレームを見ただけでどういう扱いをされてきたのかがわかるようで、当方の不精を反省。

イメージ 2

また、荒井さんから、「このフレームはなかなか真面目な仕事がしてある。」とのお褒めの言葉を頂戴し、単純にうれしくなった。特にエンドのステイへの差し込みの方法は手が込んでいて、リアの内側はリューターとかで丁寧に削り込んであったとのこと。今ではロストワックス製法であらかじめ整形されたエンドをパイプに差し込んでロー付けしておしまいだから、生産性はすこぶる良いが個性はない。フルオーダーで頼み込めば同じ事をやってもらえるだろうが、お代も跳ね上がるのだろう。

イメージ 3

荒井さん曰く「余裕のあった時代の日本製フレームらしいフレーム」とのことで、材料こそ高いものは使っていないが、作ってから40年近くが経過した今でもビシッとしていて、飽きがこない。ヘッドセットは中古の丹下のリッチーの軽合を荒井さんに組み込んでもらい、帰宅後塗装保護剤を塗布して、今日のところはおしまい。さあ、残りのパーツの用意を急ごう。