2020年4月26日
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武蔵嵐山方面の山サイで最近出番の多いヨセミテ・ハーフドームMTBだが、汚れの目立つフリーコグをホイールから外してマジックリンで洗浄した。こびりついたスラッジもすぐに溶け、競争の厳しい家庭用洗剤の効き目はすごいと喜んだのもつかの間、水洗いを終え乾拭きしていたらスプロケットがグラグラ動くことに気がついた。どういうこと?とよく見てみると、スプロケットをスパイダーアームに固定するネジが緩んでいるようだった。この初代XTRのフリーコグ、購入したのは1993年1月だったから、何と28年目にして初めてのトラブルである。

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板状のスプロケットをただ重ねる構造を脱し、スパイダーアームと名付けられたジュラルミン製マウントにスプロケットを固定する方式に進化させたのはXTRが最初だった。目的は軽量化とギヤの変形の最小化だったと記憶している。当時、デュラエースを上回る価格でリリースされたXTRならではの高コスト仕様だが、材質もいいのだろう、歯の減りも非常に少ない。長年の酷使にも耐え変速も何ら問題がなかったので、固定ネジの緩みは想定外だった。せっかくだから徹底的に掃除しようと、20本のネジを緩めてスプロケットを分離し、改めてパーツクリーナーで洗浄する。

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パーツクリーナーが蒸発したことを見計らって組み立てを開始。ネジ1本1本にネジロック剤をつけて締め込む作業を繰り返す。その後スパイダーアームによるスプロケットのグループ固定はロードバイク用コンポでも一般化したが、多くはリベット留めで、このようにねじ止めされているものはあまりなかったように思う。1つのボディに20本のネジ山を立て5枚の平板を固定する、高い精度が求められる贅沢な仕様だ。

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根気よくネジを締め続け、フリーの組み立ては完了。いや、掃除はメンテナンスの基本であることを改めて思い知った出来事だった。緩んだまま使い続けて山中でトラブルになったりしたら目も当てられないからね。や~れやれ。

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なお先日ソロで小川町から寄居に抜けた際、落合橋の交差点で定峰峠崩落の掲示板が目に入った。話には聞いていたが、まだ修復されてはいないようだ。定峰峠から秩父へ、あるいは白石峠に抜けるルートはロングライドの定番コース、コロナが収束する頃にはこちらも直っているといいな。

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