2020年5月7日
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新型コロナ自粛GWの最終日は友人への貸し出しが終わり手元に戻ってきたラレー・カールトンを快走仕様にアレンジした。ある程度の距離を効率良く走るにはやはりプロムナードハンドルは辛いし、ドロップハンドルを使うとなればステムに装着されたシフトレバーも意外に使いにくい。タイヤも35Cはいささか太すぎて軽快感に欠け、ギヤクランクも使い慣れた170㎜の方が距離を稼ぐには都合がいい。マーケットバリューはゼロに等しい使い古しの国産中級部品への換装もすぐに終わり、自宅待機開始前の早朝の一時を使って彩湖へ試乗に出かけた。

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装着した部品は
ハンドル:日東115ハンドルバー+日東ヤングステム
タイヤ:ボントレガー700×28C
変速機:シマノユニシフトWレバー/600アルテグラFD-6400
チェーンホイール:シマノ105FC-1050 50/40T 170mm
ペダル:ディズナリブラフラットペダル
である。本当はリアディリィラーも交換したかったのだけれど、カールトン号のエンドがユーレー純正のロードエンドとなっており、装着できる国産の変速機が他に見当たらず、シマノターニーの続投とした。

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このシマノターニー、一般車用の安価な変速機だが、競技をするのでなければ性能的には何ら不足はなく十分実用に耐える、と言うか、古い高級部品を凌駕する性能があると思う。主婦の買い物や学生の通学の足として酷使される中で鍛えられた耐久性・安定性も申し分ない。また、ワンウェイクラッチが組み込まれたユニシフトWレバーと組み合わせたことで、ワイヤーの引きがとても軽くなった。当方保有のWレバー装着自転車の中では群を抜く軽さである。惜しいのは、当然と言えば当然ではあるが、鉄プレス部品むき出しのルックスの安っぽさだが、それを言うのはお門違いというものだろう。

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試走で気になったのが変速レシオの構成で、常用域である4段目と5段目の間隔が大きく、もう一枚ギアが欲しいところである。トップ13T/6速ロー28Tというワイドレシオのフリーに起因するものだが、組んであるマイヨールのハブはフレンチ規格のため他に手持ちのフリーがなく、交換することもできない。ここは見栄を廃しフロントはインナー40Tを常用することで対応することになろう。ちなみにヒルクライムレース用のスプロケットにはロー側クロス組みというのが存在する。使用頻度の低いトップ側を2T飛ばしとする一方、頻度の高いロー側を1T飛ばしにして微妙な勾配の変化に対応させようというもので、ギアレシオの分布を均等にすることを優先してきた当方には驚きのパーツだったが、ヒルクライムという特定の環境においては確かに一定の合理性がある。

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装着したディズナのリブラというフラットペダルも昔のペダルとは設計思想がかなり異なるもので面白い。まず形だが、以前の平面形状のペダルは前後で対称、あるいは前が細くて後が広いものが殆どだったけど、これは前が広くて後が狭い。最初は違和感があったが、確かに靴のソールを見ればペダルを踏む辺りは後が細くなっており、踏み込む力を受け止めるという点では理にかなった形である。また踏む面が微妙に凹んでいるが、これが踏み込んだ際のソールの変形をもたらし、スパイクのソールへの食い込みを誘導してグリップを高めるようになっている。里山ライド系のマウンテンバイキングで使われるフラットペダル(ヒラペと言うらしい)も、確かに緩やかな凹みがついたものが主流だ。トラディショナルなラットトラップペダルの使用でグリップ力不足を感じた場合はぜひ導入を検討されたい。プラスチック製の安いものであれば2000円前後から購入可能だが、その効果は絶大だから。

ラレーカールトン・20kmぐらい